自社サイトのCVRって高いの?低いの?各視点からのCVR平均値をご紹介!

LPやWebサイトを制作し運用しているものの、現在のCV(コンバージョン)が高いのか低いのか判断が難しいといったお悩みはありませんか?

PDCAを回し改修をするにしても、現在地を正しく評価出来ていないとコストばかりが掛かってしまいます。

そこで本日は各業界やサービス毎のCVR(コンバージョンレート)の平均値についてご紹介していきます。

目次

CVRの平均値を紹介

CVRの目安となる平均値は、LPで2~3%とされておりますが業界や商材(サービス)、ゴールの設定(資料請求や購入など)によって1%~10%と開きが生じます。

後述していく内容をもとに各視点から比較し、水準よりも高いのか低いのかを評価する目安としてみて下さい。

LPのCVR平均値

LPのCVR平均値は上述した通り2~3%とされておりますが、BtoC向けよりもBtoB向けの方が平均値が高くなる傾向があるなど、その値は業界により大きくバラつきが生まれます。

以下の図を参考に、自社の属する業界の値を参考にしてみて下さい。

業界コンバージョン率(検索)コンバージョン率(GDN)
BtoB3.04%0.80%
消費者サービス6.64%0.98%
EC2.81%0.59%
教育3.39%0.50%
金融・保険5.10%1.19%
健康・医療3.36%0.82%
人材・サービス5.13%1.57%
家庭用品2.70%0.43%
不動産2.47%0.80%
テクノロジー2.92%0.86%
旅行・娯楽3.55%0.51%

参考サイト:https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks

ECサイトのCVR平均値

ECサイトのCVR平均値は、図の通り3%弱とされています。しかしECサイトの中でも扱う商材の種類や価格により変動します。

  • 日用品のリピート買い
  • 試着をしないと分からないアパレルの購入

この2パターンでは、サイトを訪れる目的もそもそも異なっています。ECサイトの一例として、次にアパレル・ファッション通販のCVR平均値について説明します。

アパレル・ファッション通販のCVR平均値

アパレル・ファッション通販のCVR平均値は、WACUL(ワカル)の調査レポート「ECの競争激化とSEO依存の限界への提言」によると、トップページが1.57%、商品一覧が0.61%、商品詳細が1.08%となりました。一覧ページから購入に至るユーザーが顕著に少ない事が分かります。

また、特集ページが設置されている場合、特集を経由したCVRが3.15%に対し経由なしでは1.19%となっております。このことからアパレル・ファッション通販については特設ページ設置が効果に大きく期待でき、魅力的な特集を組む事がCVRの向上に繋がると予想できます。

お問合せフォームのCVR平均値

最後にお問合せフォームのCVR平均値について紹介します。

お問合せフォームは離脱率が70%程度、CVRは30%程度とされております。ゴールの設定にも左右されますが、半分以上のユーザーが入力せずページから離れており、心理的ハードルが高い事が伺えます。離脱率が平均より高い場合は、ユーザーにストレスを与えている可能性が高いので、改善を行う事が懸命です。

検索キーワード

どのような意図を持ってサイトに訪れるかによってもCVRは変動します。

「なんとなく情報を知りたい」と思っているユーザーの検索キーワードと「購入することは決定していて、どれにするか検討している」ユーザーのキーワードではサイト流入後の成約率に大きく差が生まれます。ここでは代表的な3つのキーワードに分類し紹介します。

情報キーワード

情報キーワードは「情報収集」段階で検索されるワードになります。

例:「そばかす 原因」「吹き出物 なぜ」など

この場合は何かを購入したり、探したりしているわけではなく、情報や知識を得たい時に使用されるワードになるので、CVR平均値も低く、1%程度が目安とされております。

比較・検討キーワード

比較・検討キーワードは既に購入などの行動を起こすことが決定している場合に使用されるキーワードになります。

例:「皮膚科 おすすめ」「吹き出物 薬 人気」など

これらのキーワードからの流入の場合のCVR平均値は情報キーワードよりも高く2%程度まで向上します。

指名キーワード

指名キーワードは企業名や商材名などの独自の名称を指すキーワードの事をいいます。

例:「(商品名) 購入」「ニベア 通販」など

行動だけでなく目的も明確になっている段階なのでCVR平均値も10%程度と非常に高くなります。

自社サイトやLP、流入元となる広告で比較・検討キーワードを使用しているにも関わらず、CVRが低い場合にはサイト自体に問題がある可能性が高いと言えます。

ゴールの設定

最後にゴールの設定についてご紹介します。

CVは「資料請求」から「商品購入」まで様々なゴールがあります。当然「資料請求」の方が「商品購入」よりも心理的ハードルが低い為、CVR平均値も高くなります。CVRに拘るのであれば心理的ハードルの低いゴールに設定することでCVの向上は期待できますが、CV後にメルマガの配信で追客を行うなどのアフターフォローが必要になってきます。

ハードルの低いゴールが一概に良いとは限らないので、自社に適したゴールを検討し設定しましょう。

CVRの改善方法

ここまでCVRの平均値を紹介してきましたが、自社サイトのCVRが平均よりも低い場合には必ず何か原因があります。

ユーザーに対してストレスとなっているポイントがある筈なので、「お問合せフォームのレイアウト」や「サイトスピード」などを見直し、改善を図りましょう。

具体的な改善方法については以下の記事やアーカイブ動画でも紹介しておりますので、こちらも併せてご覧下さい。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

様々な視点からのCVR平均値を紹介してきました。こちらを参考に自社にとっての最適値を算出し、その目標に向けてPDCAサイクルを回して頂けると幸いです。

CVRの管理、最適化にはリソースの負担も避けられません。トラムでは改善に向けたお手伝いもさせて頂きますので、お困りの際はぜひご相談下さい。

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この記事を書いた人

株式会社トラムが運営するGarageのアカウントです。
デジタルマーケティング担当者、Webサイトの運用担当者、中小企業経営者にとって役立つWebサイトの構築・運用情報を提供してまいります。

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