
2025年3月現在、WordPressコミュニティでは重要なニュースや動向が注目されています。
以下に、最新のトピックと今後の展望をまとめました。
注目のWordPressニュース
WordPress 6.8ベータ版の情報を開示
WordPress6.8のベータ版がお試しいただけるようになりました。(参考)
下記の機能がベータ版にてお試しいただけます。
エディターの改善
データビューでオプションをより簡単に確認できるようになり、クエリーループでは先頭固定表示投稿を無視することも選択可能です。さらに、エディターに多くの小さな改善が加えられています。
スタイルブックがクラシックテーマに登場
スタイルブックがeditor-styles または theme.json ファイルを使用してクラシックテーマで使用できるようになります。
Speculation Browser API のサポート
WordPress 6.8では、パスワードのハッシュにbcryptを使用し、セキュリティ全体で強化されています。
話題のプラグイン
WordPress の魅力の一つは、豊富なプラグインによって機能を拡張できることです。
2025年2月に世界的に話題となっているプラグインをいくつかご紹介します。
WordPress関連プラグイン
WebP Express: 画像をWebP形式に変換し、サイトの表示速度を向上させるプラグインです。(WebP Express参考情報)
Classic Editor: WordPressの新エディタ「Gutenberg」を無効化し、従来のクラシックエディタを使用可能にするプラグインです。(classic Editor参考情報)
2025年3月Wordpress脆弱性情報
3月の代表的なプラグインの脆弱情報の例を下記にまとめました。(参考)
- All-in-One WP Migration and Backup
CVE-2024-10942の脆弱性が発見されました。
認証していない攻撃者が PHP オブジェクトを挿入できる。 - VK Blocks
CVE-2024-13635の脆弱性が発見されました。
寄稿者以上の権限を持つユーザーで認証済の場合に、プライベート投稿と固定ページを含む機密情報を取得できまる。 - Responsive Lightbox & Gallery
CVE-2024-13834の脆弱性が発見されました。
寄稿者以上の権限を持つユーザーで認証済の場合に、任意のWebスクリプトをページに挿入できる。 - bb-press
CVE-2025-1435の脆弱性が発見されました。
認証していない攻撃者が、bbPress Keymasterと同等の権限に昇格することができる。 - WordPress Importer
CVE-2024-13889の脆弱性が発見されました。
攻撃者が管理者以上の権限を持つユーザーで認証済の場合に、PHPオブジェクトを挿入できる。 - WooCommerce
CVE-2025-26762の脆弱性が発見されました。
ユーザーが挿入されたページにアクセスするたびにウェブスクリプトが実行される任意のウェブスクリプトをページに挿入できる。
3月度シェアランキング
WP-searchが3月の国内シェアランキングを発表しました。
WordPressサーバーの国内シェアランキング
- 1位 エックスサーバー
- 2位 さくらインターネット
- 3位 ロリポップ
- 4位 ConoHa WING
- 5位 お名前.com
WordPressテーマの国内シェアランキング
- 1位 SWELL
- 2位 Cocoon
- 3位 Lightning
- 4位 JIN
- 5位 AFFINGER6
WordPressプラグインの国内シェアランキング
- 1位 Contact Form7
- 2位 AII in One SEO
- 3位 Akismet Anti-spam: Spam Protection
- 4位 XML Sitemap Generator for Google
- 5位 Site Kit by Google – Analytics, Search Console, AdSense, Speed
今後のWordPressの動向
今後のWord Press動向は下記となります。
WordPress 6.8は2025年4月15日リリース予定
WordPressコミュニティは、セキュリティやパフォーマンスの向上にも注力しています。定期的なアップデートやプラグインの改善により、安全で高速なウェブサイト運営がサポートされています。(参考)
ヘッドレスCMSとしての利用拡大
WordPressは、従来のブログやウェブサイトだけでなく、ヘッドレスCMSとしての利用も拡大しています。
これにより、フロントエンドとバックエンドを分離し、より柔軟なウェブサイト構築が可能となっています。(参考)