思い通りの写真を撮影するための「マル秘?ディレクション活用術」

目次

はじめに

近年、当社でも撮影が発生する案件が増えてきています。
コーポレートサイト、リクルート系(サイト・入社案内)、学校系などなど。
私も撮影のディレクションを担当する事が今までに多々ありましたが、
最初に担当した時は右も左もわからず、先輩に聞いても「わからない」の返答だったり…
その当時感じた事は、必要な事前準備の多さや思考の広さにあたふたしたものです。

準備がたりないと、想定以上に時間がかかってしまい、全て納得のいく撮影ができなかったり…なんて事にもなりかねません。

それを回避するためにも事前準備・心構えが大事!という事でその辺の事を語っていきたいと思います。
撮影ディレクションは人それぞれのやり方がありますので、ご参考になれば幸いです。

撮影案件のフロー

撮影現場において、デザイナーが行うのは、進行管理だけではありません。
カメラマンやモデルとコミュニケーションを取って指示をだしたり、クライアントに説明・確認をするという、「撮影をスムーズに進め、思い描いた通りの写真を撮る」ための役割を担います。

ヒアリング/オリエン

  • 予算
  • おおよそのスケジュール
  • 納期

構成案の作成

サイトや紙媒体でしたら実際にアタリのRF写真などをはめこんで、クライアントに提案しましょう。アタリ写真がなければ、手書きのラフを描き、写真のトーンなどで共有する事が好ましいでしょう。後になった「コレ違う」とならないために、ここは大切なタスクです。

ワークフロー検討・スケジュール作成

アタリの構成案を元に、クライアントとスケジュールの確認をしましょう。モデルが社員や学生の場合、クライアントにアサインしてもらう必要があります。密に連絡をとってカメラマンに空きを確認するために、おおよその撮影日程を決めます。

協力会社のアサイン

カメラマン・スタイリスト・ヘアメイクなど必要に応じて撮影の内容を伝えて打診します。
カメラマンやスタイリストも、得意な分野が異なりますので、撮影の内容に合わせてアサインするのが好ましいでしょう。
また予算に応じてですが、カメラマンがアシスタントを連れてくる場合がありますが、連れてこなかった場合、後述しますがそれもデザイナーが担う事になりますので、心の準備を始めてください。

いざ、撮影準備!

撮影の内容が決まったら、次は撮影準備。非常に重要な工程ですのでおろそかにすると当日思い通りの撮影ができなくなってしまいます。

契約関連

主にカメラマンとの契約関連になります。

  • 二次使用の許諾、条件など
  • 撮影データの納品形態(アタリJPG納品後、こちらが選定、本番TIFF画像を納品するカメラマンも少なくないが、二度手間になるため避けたいところ。その場合、納品スケジュールの確認が必要)
  • 保険(高所でのロケの場合など、モデルやスタッフの保険が必要な場合もあります。)

撮影資料用意

香盤表

香盤表は、撮影する順に、カット名・撮影場所・モデル名・所要時間などを細かく記載したスケジュール表です。撮影の効率化を図るための重要な資料です。屋外撮影などの場合は移動も踏まえ近い場所から押さえていくのが理想ですので、クライアントやカメラマンと相談しつつ決めたほうがいいかもしれません。

デザインカンプ

イメージを共有するために必要となります。使用する大きさやレイアウトを共有する事により撮影現場でのカット数に影響してきます。

撮ラフ(最終版)

小物やポージングなどの必要な条件を提示するために共有しておきましょう。あらかじめ見せる事によって、カメラマンは必要な機材などを選定するための参考となるでしょう。

撮影時に必要な小物の手配

撮影に使用する小物などは自分たちで用意する場合と、クライアントが用意する場合があります。スタジオなどで撮影の場合は、スタジオに用意されているものを使用する場合もあります。
何が必要か撮ラフや香盤表を元に手配しましょう。

さあ、撮影!

ここまで準備しておけば、あとは臨機応変に撮影に臨むのみです。
デザイナーとして商業撮影における肝心な事は

「カメラマンの作品づくりの撮影ではなく、最終的にデザインするのは俺(私)だ!」

という気持ちです。

素晴らしいカメラマンは「こう撮ったら?」とかアイデアをだしてくれます。そこにデザイナーではわからない思いもよらない写真が生まれる事もあります。
ですが、そればかりではせっかく準備した「撮ラフ」がいかされず、「思い描いた写真」を撮ってもらう事はできないでしょう。あくまでも最終のデザインは自分でするものなので、トリミングが変にできない、ポージングがおかしいなどとならないよう、考えてきた事は全て伝えるべきです。

モデル撮影における注意点

コピースペースの確保

袋文字やシャドウで逃げるのは無理矢理レイアウトした感があるため好ましくない。コピースペースを考慮して広域でのカットもおさえるようにしましょう。更に文字が乗りやすいように風景の陰影やごちゃつき具合も同様に考えます。

また、広域で撮る事によりwebデザインのPC・SPのように
写真自体がタテイチ・ヨコイチになっても対応できるため都合がいい。

身体の振り

場合によるが、メインとなる写真はモデルの身体がページの内側になるのが好ましい。
後々のページ移動も考え、左右両方の振りでおさえておく事がベター。

細かい気配り

特にアシスタントがいない場合、次の事に注意するよう心がけましょう。
(アシスタントがいても率先してやりたいところだが、やりすぎてアシスタントが怒られているのを見た事があるのでやりすぎに注意)

  • モデルの服装や髪の乱れを正す
  • 背景に写る余計なものの撤去
  • 交通整理や挨拶

撮影時のちょっとしたポイント

2人や複数人での会談カットは、思っている以上に近づいてもらう

普通の距離感でも、あがりを見ると離れているイメージになるため。今はポジの時代と違い、撮影したらタブレットですぐ確認できるようにしているカメラマンが多いため、実際に確認してみるとわかると思います。

ポージングのバリエーションを頭に入れる

モデルの斜め向きバストアップ写真などは、下半身を捻った状態で撮影すると胸を張った綺麗な撮影ができます。
また、現場でシチュエーションを決めるため、ベタになっても次々とポージングのリクエストができるよう
用意しておくと撮影がスムーズです。素人モデルは恥ずかしがる人もいるので、実際に自分でやってみせるとすんなりやってくれる事が多いです。

まとめ

撮影ではスムーズにタスクを終える事はもちろんですが、思い描いた通りの写真が撮れる事が最大のポイントになります。そのために撮影ディレクターとして恥ずかしからずに、要望は全て伝えるために、現場を賑やかにし周りをリラックスさせ、フランクな緊張感のある現場をつくりあげる事も私たちのミッションだと考えます。現場現場にあったカメラマンのアサインやクライアントの納得のいく仕上がり、そういったもののご用命はお気軽にトラムまで…
みたいな事を言いたいところですが、ぜひ新人デザイナーのお役に立てる記事であれば幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社トラムが運営するGarageのアカウントです。
デジタルマーケティング担当者、Webサイトの運用担当者、中小企業経営者にとって役立つWebサイトの構築・運用情報を提供してまいります。

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