こんにちは。皆さん、制作物を作る際にフォントってどう決めてますか?
フォントの与える印象は、制作物における写真と同じでその印象を大きく左右するものといっても過言ではないと私は思います。
この紙面は明朝系だ!ゴシック系だ!と使うフォントにより、雰囲気は変わります。
明朝系といっても大量にあり、自分なりの使うフォントって決まってきている方はいると思います。自分ごとになりますが、当社に入社以来、英字に関しては同じものをサイト制作で使ったことがありません。(今後はわかりませんが!)
それはフォントが与える印象を以前作ったものと少しでも変えたいという思いと、フォントストックを日々貯めているので、このサイトはこれが合うのではと試行錯誤を繰り返しているからです。
そのストックを貯めるのは日々色々なサイトを見て、貯めていっています。
フォント名は画像化されていないフォントならすぐわかりますが、画像化されているフォントは「フォント検索」サイトを使い調べています。
今回は「フォント検索」に優れたサイトと、実際の事例をご紹介したいと思います。
日本語の選択肢は少ない?
日本語は紙媒体の場合は多数の選択肢があるので、MORISAWAさんやAdobeさんから選んでいる事でしょう。
サイトの場合は、Macなら主にNoto系、ヒラギノ、全角ゴシックなどを制約のないgooglefontから選択していると思います。また、ここだけ雰囲気を変えたい場合やファーストビューのコピーに先述のMORISAWAさんやAdobeさんや無料の制約のないフォントをアウトラインし使う事が多いでしょう。
またサイトに使うかどうかは別として、使いたいけどフォント名がわからない人用に検索サイトもあります。
英字は無限
英字は無限にあるからこそ「このフォント、使ってみたいけどフォント名がわからない」人向けに検索サイトがあります。サイトの場合は画像化されていなければ簡単ですが、画像化されている場合や紙媒体からフォント名を知りたい場合は検索サイトが便利です。
フォントの分類を知ろう
検索にかかる前の知識としてフォントの形状によりフォントが分類されている事を知りましょう。日本語にも「明朝体」「ゴシック体」があるように英字にもあります。これを知っていればフォントを探す際に役立ちます。
サンセリフ
いわゆるゴシック系のものです。
ローマン体またはセリフ
いわゆる明朝体のものです
スラブ
どちらかといえばゴシック系に近いが、止め部分などに特徴がある
おすすめ英字検索サイト
What Font Is
私が一番使うのはこのサイトです。画像をアップロードすれば、類似フォントまで示してくれます。またダウンロードページへの導線もあげてくれるのが特徴です。
なんでも90%の確率でフォントを特定できる高度なAIを使用しているとか。
WhatTheFont
このサイトも画像検索です。PNG、GIF、JPEGに対応しています。検索結果はアップロードした画像と見比べられるので、探しているフォントかどうか確認できます。
上記2サイトがよく使うサイトです。その他にもあります。
Identifont
形状からフォントを探すサイトです。フロー式に質問を投げかけてくるので答えていけばそのフォントにたどりつく感じです。ただ特徴のある文字「g」や「3」などの形状を知らなければいけないので、難易度は高めという感じでしょうか?
Adobe Fonts
adobeさんのフォント限定になりますが、意外と画像から検索する方法を知らない人もいるのではないでしょうか?
メニューにあるカメラマークを押して、画像アップロードでadobefont内で検索してくれます。
用途に合わせて上記サイトを使い分けてはいかがでしょうか?
実際に検索をしてみる!
先述しましたWhat Font isを使い、実際に画像検索をしてみました。
今回フォント名が知りたいと思ったのは↓のフォントです。
雑誌で見たフォントですので、まずはスマホで雑誌を撮影します。
サイトのこの部分に画像をアップロードします。
手書き風なので、単語はどこで区切るか聞いてくれます。
スペルは何かと聞いてきてくれます。
わかるところだけ答えればOKです。
すばやく検索結果がでました!
「C」「m」の特徴などから、2,3番のAdobefontでした!
似た書体も何個も出してくれるので、思いがけない発見があったりします。
ここで直接ダウンロードサイトに行けるのですが、
知らないサイトがでた場合、私はいったん結果のフォントをgooglefontで検索をかけます。
googlefont内にあれば問題ないのですが、ない場合はそれが商用利用可かどうか別に検索をかけます。
実際掲載サイトにいけば規約があったりするので問題がないかどうかの判別は必要です。
また商用利用可であっても購入が必要だったりするので、
その場合は「社長ー!」と大声でお伺いをたてる事もあるとかないとか。
終わりに
今回はサイト寄りの制作の観点から英字フォント検索に特化し、紹介をいたしました。
サイト以外の各媒体でも使えますので、フォントに興味のある方は使用してみてはいかがでしょうか?
検索したフォントをいつか使ってやろうと鼻息を荒く、その時を待ってみるのも制作の楽しみのひとつだと思います。冒頭で述べたようにフォントは写真と同じくデザインを大きく左右するものです。
たかが装飾フォントだと思わずにこだわってみるのもデザイン上達の道ではないでしょうか?