トラム立ち上げの背景について
社会的視点
1つ目は社会的視点で、ITが浸透する一方で「情報格差」という言葉が生まれ、ITを使いこなせる企業と使いこなせない企業との間に、徐々に差が開いていくことを感じていました。
特に、マーケティング担当者やシステム担当者不在の中小企業が顕著で、そういった中小企業のデジタルマーケティング力を補いたいと思いました。
個人的視点
もう一つの視点は個人的視点です。自分とは異なる視点に触れ、切磋琢磨しながら、一人では得られない達成感を味わいたかったからです。
最初はフリーランスを「TRAM」の屋号で始めました。自分はデザインやエンジニアリングができないので、ディレクター/プランナーという立ち位置で行っていました。
ある程度仕事をこなしたところで、自分一人の視点ではなく、デザイナーやエンジニアはもちろん、多様な視点でアイディアを出し、切磋琢磨しながらより良いものを目指したいという想いが強くなり、法人として「株式会社トラム」を立ち上げました。
こだわっていること
提案型
常に提案型でありたいと考えています。
そのためには「自分がお客様だったら何を求めるか?」といった相手の思考や気持ちを考える「想像力」が大事だと考えています。
「想像力」を向上するために「なぜそうなのか?」を考えるよう心がけています。
まだまだ十分ではないので、これからも努力が必要ですが。
お客様の要望を鵜呑みにしない
お客様からお話を伺った際、「なぜこのようなお話をされるのか?」「このお話の背景にある思いはどんな思いか」「自分が同じ立場だった際、どうしたいか?」を考えながら、相談を受けている自分の視点とすり合わせてお答えするように努めています。
わかりやすい例でいうと、お客様から「この文字を大きくして欲しい」「ここの色を変えたい」といった要望をいただくことがありますが、その指示の意図や背景を伺うと、お客様のご指示通りに対応するよりも良い解決方法が存在したり、お客様自身が気づいていない課題を見出すことができることがあるためです。
大事なことは自分なりの視点を持ち、俯瞰して物事を捉えることだと思います。
どちらか一方だけの視点では見えないことが多いので、俯瞰して物事をとらえ、判断・提案することが大事だと考えています。
話し合う
前述のとおり、要望されたものをそのままつくる、というのはあまり向いていないので、お客様との話し合い、メンバーとの話し合いを大切にしたいと考えています。
「何をするのか?」のお客様への確認と、メンバーへの説明はもちろんですが、「なぜするのか?」という背景や事情の確認&説明をしたうえで、自分の視点だけでなく、お客様・メンバーの視点も利用して、解決策のアイディアをあつめるためには、ブレインストーミングが重要だと考えています。
プロジェクト開始時のキックオフミーティングはもちろん、トラムでは中規模以上の案件においては毎日、プロジェクトの担当メンバーが集まって進捗確認と課題の相談を行い進めています。
常に情報収集を行う
僕たちの業界は技術の進化、トレンドの移り変わりが早いので、日々情報をキャッチアップすることが大切だと考えています。
自分はもともとIT好きガジェット好きな人間なので、晩酌しながら情報系ブログやSNSをチェックするのが、日々のルーティンに取り込まれています。
社内で利用しているSlackでも、自分がチェックしているサイトのフィードを取得・投稿されるように専用のチャンネルを設けています。
メンバーに対しては、クリエイティブに関連する情報をシェアする「ナレッジシェア」を毎週金曜日に持ち回りで行っています。
これからのトラム
2020年、IT企業を中心とした「ソウテングループ」に仲間入りし、企業理念を新たにしました。
「できた!」をふやす。
ちょっと幼稚かな?とも思ったのですが、トラムが行っている活動はこのひとことに集約されていると考えています。
お客様の課題を伺ってクリエイティブの力で解決することで、お客様に「できた!」とおっしゃっていただくこと。
お客様の課題解決する過程において、メンバーには様々な挑戦があり、その挑戦をクリアしたとき「できた!」という達成感を味わうこと。
この2つの「できた!」を増やすことがトラムの使命であり、社会的な存在意義であると考えています。
この「できた!」を中堅メンバーから入社したてのスタッフまで、様々なレイヤーで実感できるよう、サービスの幅を拡充したいと考えています。
そのためには、この記事を読んでいただいている皆さんのご応募が不可欠です。
トラムについて少しでも興味をいただけましたら、お気軽にご連絡ください。
みなさまからのご応募、お待ちしております!