AIツールを作りたいけど、プログラミングは苦手…そんなあなたに朗報です!
Dify(ディファイ)を使えば、コードを書かなくてもAIツールが作れます。
例えば、お店の人がDifyを使って、お客さんの質問に自動で答えるチャットボットを作ったり、会社の人がDifyを使って、必要な情報をすぐに見つけられるAI検索ツールを作ったりできます。
この記事を読めば、あなたもDifyでAIツールを作れるようになりますよ!
Dify(ディファイ)とは?ノーコードAI開発プラットフォーム
Dify(ディファイは、プログラミングの知識がなくても、AIアプリケーションを開発できるプラットフォームです。
「ノーコード」という言葉が示すように、複雑なコードを書く必要がなく、視覚的なインターフェースを使って、まるでパズルを組み立てるようにAIツールを作成できます。
AI技術を活用したいけれど、専門的な知識がない…そんな人でも、Difyを使えば手軽にAIの世界に飛び込むことができます。
Difyは、OpenAIのGPT-3やGoogleのLaMDAなど、様々なAIモデルに対応しているため、作りたいツールに合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
例えば、文章を生成するAIツールを作りたい場合はGPT-3、画像認識AIツールを作りたい場合は別のモデルを選ぶといった具合です。Difyは、AI開発の経験がない人でも、アイデアをすぐに形にできる、まさに「魔法の箱」のような存在です。Difyを使えば、今まで難しかったAIの活用が、ぐっと身近になるでしょう。
Difyで何ができる?主な機能を紹介
Difyには、AIツールを作るための様々な機能が搭載されています。主な機能を以下にまとめました。
機能 | 内容 |
---|---|
ビジュアルエディタ | ドラッグ&ドロップで直感的に操作できる画面 |
AIモデル連携 | OpenAIやGoogleなど、様々なAIモデルと連携可能 |
API連携 | 外部サービスとの連携を簡単にする機能 |
データ管理 | AI学習に必要なデータを効率的に管理する機能 |
デプロイ(公開) | 作成したAIツールを公開する機能 |
Difyのビジュアルエディタは、まるでゲームのコントローラーのように、直感的に操作できます。AIモデル連携機能を使えば、最新のAI技術を自分のツールに組み込むことが可能です。
API連携機能を使えば、例えば、天気予報のデータをAIツールに取り込んで、ユーザーに合わせた情報を提供することもできます。
また、Difyは、AI学習に必要なデータを効率的に管理する機能も備えています。これにより、大量のデータを整理したり、加工したりする手間を省くことができます。Difyを使えば、これらの機能を組み合わせて、アイデア次第で様々なAIツールを作ることができます。
簡単に作成はできるけど…Difyのつまづきポイント
なんでもかんでもAPI Keyが求められる
DifyはAIとAIをパズルのように組み合わせていくと説明しました。
ここが最初のつまづきポイントで、何をやるにも連携したいAIプロダクトのAPI Keyが求められます。
そのAPI Keyを取得するのが人によってはハードルが高いかも…と感じるようです。
画面内の用語が独特
AI界隈特有なのかはわかりませんが、画面内で使用されている言葉が直感的じゃないんです。
最初のツールバーからして「探索…?探索?」って状態。使い慣れてる人はわかるんでしょうけどもう少し配慮というか手心を加えてほしいです。

ログインしたらすぐにアプリ作成画面にいけるんですが…どのボタンをクリックすればわからず、チュートリアルの大事さをあらためて感じました。

無料枠で出来ること少なくないですか?
これは単純に私が勉強不足なのかもしれないんですけど、「ナレッジ」というデータの参照元を蓄積できる機能があるんですが、さらっと触ろうとしてもエラーが出るという。
ウェブサイトから情報をスクレイピングできるのね〜って感じで軽率に当社サイトのURLを入れてみて試してみたんですよね。

㍂
チャンクってのはよくわからいけどなんか指定サイトの方向性なのかしらね〜っと鼻歌交じりに「保存して処理」しようとすると、、、

そっけないエラーがでてきました。
かろうじて「おめーのプランでは無理だよ」ってのはわかるんですけど…


試しにチャットボットを作ってみたが…
Difyを使ってAIツールを作るのは、まるで料理のレシピを見ながら料理を作るように簡単です。ここでは、DifyでのAIツール作成のステップを、順番に説明します。
アカウント登録と初期設定
まず、Difyの公式サイト(https://cloud.dify.ai/apps)にアクセスして、アカウントを登録します。
登録はメールアドレスとパスワードを入力するだけで、すぐに完了します。
登録後、Difyのダッシュボードに移動し、初期設定を行います。
初期設定では、Difyの利用目的や、作りたいAIツールの種類などを選択します。例えば、個人利用であれば、どのような目的でDifyを利用したいか(例:趣味のプロジェクト、学習など)、ビジネス利用であれば、どのような業種でどのような課題を解決したいか(例:顧客対応の効率化、社内情報検索の改善など)を具体的に記述することで、Difyがより最適な設定を提案してくれます。
初期設定が終わると、Difyの操作画面が表示されます。
操作画面は、大きく分けて「探索」「スタジオ」「ナレッジ」「ツール」の4つのセクションに分かれています。
探索 | 他の方が作成したアプリを選択してカスタマイズできる 英語ばかりで正直取っつきにくいかも |
---|---|
スタジオ | 自分のアプリの作成と管理を行うことができる |
ナレッジ | RAG 用データベース管理。 |
ツール | 外部 API や独自スクリプトを関数として登録。 |
アプリケーション作成とAIモデル選択
DifyでAIツールを作るには、まず「アプリケーション」を作成します。ダッシュボードから「スタジオ」をクリックし、作りたいAIツールの種類を選びます。
例えば、チャットボット、エージェント、テキストジェネレーターが初心者向けに用意してくれています。上級者向けにはチャットフロー、ワークフローがあるみたい。まぁ超弩級の初心者のアタイには何を言ってるかわかりませんけどね、がはは
次に、使用するAIモデルを選択します。Difyは、OpenAIのGPT-3、GoogleのLaMDAなど、様々なAIモデルに対応しています。それぞれのAIモデルには、得意なことや苦手なことがあります。
例えば、GPT-3は文章作成が得意ですが、画像認識は苦手です。
LaMDAは、人間らしい自然な会話が得意です。作りたいAIツールの種類に合わせて、最適なAIモデルを選びましょう。
APIキーが必要な場合は、各AIモデルの公式サイトでAPIキーを取得し、Difyに登録する必要があります。AIモデルを選択したら、Difyが自動的にAIモデルをアプリケーションに組み込んでくれます。Difyを使えば、AIモデルの選択から設定まで、簡単に行うことができます。AIモデルの選択は、AIツールの性能を大きく左右するため、慎重に行いましょう。
トラムのことを教えてくれるチャットボットを作ってみました!
ご照覧あれ!
いかがでしたでしょうか。
まだまだ触ったばかりなのでアレなんですが、恐らく「コンテキスト」のところで当社の情報を蓄積させたりするのだと思います。
ただ1分でチャットボットの雛形を作れてしまうのは時代の変革を目の当たりにしたような気がします。
Dify活用事例
Difyは、様々な分野で活用されています。ここでは、Difyの活用事例を2つ紹介します。
顧客対応チャットボット
ある小売店では、Difyを使って顧客からの問い合わせに自動で対応するチャットボットを作成しました。Difyのインターフェース上で、顧客からの質問とそれに対する回答を登録し、LINEとの連携を設定するだけで、24時間365日対応可能なAIチャットボットを構築できました。
項目 | 内容 |
---|---|
導入前の課題 | 顧客からの問い合わせ対応に時間がかかり、人手不足だった |
導入後の効果 | 問い合わせ対応時間が大幅に削減され、顧客満足度が向上した |
Difyの活用ポイント | 質問と回答を登録するだけで簡単にチャットボットを作成できた |
このチャットボットは、顧客からのよくある質問(FAQ)に自動で回答したり、商品の在庫状況を案内したり、注文を受け付けたりすることができます。さらに、Difyのチャットボットは、顧客の感情を分析し、適切な対応をすることができます。例えば、顧客が怒っている場合は、丁寧な言葉遣いを心がけたり、顧客が困っている場合は、解決策を提案したりすることができます。また、Difyのチャットボットは、多言語に対応しているため、外国人顧客からの問い合わせにも対応することができます。Difyのチャットボットは、まるで優秀な店員さんのように、顧客対応をサポートしてくれます。Difyを使えば、人手不足に悩む企業でも、顧客対応を効率化することができます。顧客対応チャットボットは、顧客満足度向上に大きく貢献するだけでなく、従業員の負担軽減にも繋がります。
社内向けAI検索ツール
ある企業では、Difyを活用して、社内のナレッジベースを検索するAI検索ツールを作成しました。従業員は、Difyに質問を入力するだけで、必要な情報を迅速に見つけられるようになり、業務効率が大幅に向上しました。
項目 | 内容 |
---|---|
導入前の課題 | 社内の情報が散在しており、必要な情報を見つけるのに時間がかかっていた |
導入後の効果 | 必要な情報を迅速に見つけられるようになり、業務効率が向上した |
Difyの活用ポイント | 自然言語で質問できるため、検索スキルがなくても簡単に情報を見つけられた |
このAI検索ツールは、例えば、「〇〇に関する資料はありますか?」と質問すると、Difyが社内のナレッジベースを検索し、関連する資料を表示してくれます。さらに、DifyのAI検索ツールは、質問の意図を理解し、関連性の高い情報を優先的に表示することができます。また、DifyのAI検索ツールは、様々なファイル形式に対応しており、PDFファイル、Wordファイル、Excelファイルなど、様々な形式のファイルを検索することができます。DifyのAI検索ツールは、まるで優秀な秘書のように、従業員の業務をサポートしてくれます。Difyを使えば、情報共有がスムーズになり、従業員の生産性を向上させることができます。社内向けAI検索ツールは、従業員の知識向上に貢献するだけでなく、企業の競争力強化にも繋がります。
まとめ
Difyは、プログラミング不要でAIツールを開発できる画期的なプラットフォームです。この記事では、Difyの基本からツールの作り方、活用事例までを解説しました。
Difyを活用すれば、あなたのアイデアをAIツールとして形にすることが可能です。
次回はワークフローを触ってみようと思います。業務効率化やサービス開発に使えるととっても便利そうですね。
株式会社トラムはAIを活用してマーケティングから運用までを行っています。
お困りのことがあればどんなことでもご相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。