最近、生成AIの技術が急速に進歩しています。これまでは、画像やテキストの生成が主流でしたが、最近では動画の生成も可能になってきました。
そこで、今回は生成AIを使って動画を作ってみることにしました。
ファンタジーゲームをテーマに、BGM・画像・アニメーションをそれぞれ生成し動画にしてみました。
BGMを作ろう!
まずはBGMを作ってみます。
歌詞・音楽を生成してくれるAIを探します。
BGMの歌詞を作ろう
まずはBGMの歌詞を作ります。
今回はChatGPTとgoogleBardに同じ依頼をかけました。
google拡張機能にある「ChatHub – オールインワンチャットボットクライアント」を使い、生成AIを2つ(ChatGPTとGooleBard)を選択して実行します。
命令文|「ゲームの戦闘シーンの様な歌詞を作って」
それぞれに熱い歌詞を作ってくれました。
今回はChatGPTの作ってくれた歌詞を採用しました。
次に、なんとなくカッコいいからという意味のない理由で英語の歌詞にしようと思い、そのまま英訳してもらいました。
命令文|「英語にして」
このように英文に翻訳されました。
続いて、この歌詞を載せた音楽を生成してもらいます。
BGMの音楽を作ろう
次に「suno AI」を使って先ほどの歌詞をもとにBGM音楽を作ってみました。
「suno AI」にログイン後カスタムモードに変更して、
「Lyrics(リリックス)」というBOXにChatGPTに作ってもらった英語の歌詞をペーストします。
「style of Music」に「game battle music」と入力します。
最後に「作成する?」ボタンをクリックすると、イメージに添ったミュージックが生成されます。
イメージ画像を作ろう!
続いてはファンタジーゲームにあった画像を生成します。
画像生成AIは多くのアプリケーションがあり、「Midjourney」「Stable Diffusion」「DALL-E 3」「Adobe Firefly」「Leonardo.Ai」などなど。
それぞれの画像生成AIには特徴や強み(実写が強い・アニメ絵に強い・クォリティの違いなど)があります。
今回は「Midjourney」でファンタジーゲームっぽい画像を生成しました。
Discordにログインし「Midjourney」内で生成します。
イメージ画像にアニメーションを追加しよう!
次に「Midjourney」で生成した画像に簡単なアニメーションをつけます。
動画を作れるアプリケーションは「Runway Gen-2」「video port」「Stable Video Diffusion」「Pika1.0」などがあります。
今回はPika1.0を使用しました。
「Midjourney」で生成した画像を選択し、どう動かしたいか入力しますが今回は画像を挿入しただけでプロンプトは入れずに生成ボタンをクリックしました。
※無料で使用しているので完成した動画に「Pika」のロゴが掲載されています。
もう一つは、「Leonardo.AI」です。
こちらのアプリケーションは生成&動画の両方を作ることができます。
BGM・アニメーションを合体して一本の動画にしよう!
最後に、それぞれに作成したBGM・アニメーションをAdobe premiere Proで合体させます。
せっかくBGMに歌詞があるのでルビを振り、文字のフェードインフェードアウトにアニメーションをつけました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれの使用したアプリケーションや、今回使用しなかったアプリケーションの使い方を学習するために時間はかかりましたが、使用するアプリケーションを絞り、生成し実際に作った時間は全部で1時間程度です。しかも今回は全て無料でできる範囲内で作ってみました。
現在、生成AI戦国時代とも言えるほどに多くの生成AIアプリケーションがあります。
その中でどのアプリケーションが勝ち残っていくのかまだまだわかりませんが、今のうちに触れてみてコツを掴んでおくと良いのではないでしょうか。