パーツデザインが浮かばない!そうならないために。

紙媒体やロゴ、Webなど、様々な分野でデザイナーが活躍でき、グラフィックデザイナー、Webデザイナーとそれぞれに特化したデザイナーが存在している事が珍しくはなくなっています。
しかし、それぞれの特異性はあるもののデザインに対する考え方(課題を解決するアプローチや満足感)や制作する上での基本的なデザインマインドは大きくわかれないものではないでしょうか?

私も業界歴は長いものの、新規案件に入る際は「悩む(考える)」という壁にぶち当たります。
経験の浅いデザイナーならなおさら壁は高いのではないでしょうか?私も駆け出しの頃は、壁にぶつかり、上司にボロクソに言われ、泣きながらデザインをしたものです。「また、このあしらい~?」と、言われ自分のストックの低さに悔しさで枕をお洗濯の日々でした。

アイデアって自分の頭の中だけで考える事には限りがあります。
私が駆け出しの頃から行っているデザインを生業とする上で、すでに趣味のように行っている事を、誰かの参考、新人さん達の参考になればと思い記事を書いていこうと思います。

目次

矢印をとってもデザインは様々

デザインをする際に矢印を使う事は多々あるでしょう。なにげなくいつもの▼入れてませんか?矢印ひとつをとってもそのデザインに合っている合っていない、またはトレンドもあるでしょう。大袈裟かもしれませんが、それだけでデザインのトーンに影響を与える可能性だってあります。細部までこだわるという意味では「矢印を甘くみちゃいかんよ」という事です。

実際に矢印デザインの記事もあります。

生き方・働き方・日本デザイン
シンプルでオシャレな矢印デザインがあるフリー素材サイト5選 | 生き方・働き方・日本デザイン WEBデザインのアクセントにもなる矢印は、重要な役割をはたします。とは言え、セレクトするために多くの時間を費やしたくないものです。時間を有効利用したいあなたのため...

矢印を例にとりましたが、パーツデザインはどうストックしていくのでしょうか?

アンテナは46時中はっている

外にでかけたり、テレビを見たり、MVを観たり、サイトをみたり。。。
特に意識をしている訳ではないですが、あっこれ使えるかも」とデザインに興味を持った時期から私は無意識のうちにアンテナをはるようになりました。

街に出かける 編

街はアイデア参考の宝庫です。

  • フライヤー
  • 看板
  • 自動販売機
  • 駅貼りポスター
  • 社内刷り
  • デパートの小冊子

などなど、首を動かす度に何か見えてきます。全てを持って帰る事はできないので、「トレンドに敏感」なものに重きをおいて収集しています。小冊子のちょっとしたあしらいでも参考になるものがたくさんあります。

前述の「また、このあしらい~?」は街から拾う事で改善されていく事が多いです。
また持って帰れないものはスマホで撮影し(本屋でやると罰せられます)ストックフォルダに貯めることも。

サイトから参考を探す 編

※写真はイメージです。

今ではこのデザインの参考はないかな?と検索をかければ、すぐにでてきます。
Webに限らず、作図やアイコンの参考になるのは、言わずと知れたPinterstですね。
アプリもあるので、電車内でも検索ができ、お気に入りにどんどん貯める事ができます。

テレビから 編

CMなどをみていると、あしらいやロゴの勉強になります。実際、私もあしらいなどはCMからヒントを得る事が多々あります。気になるあしらいや写真がでてくれば、そこはすかさずシャッターチャンス!です。

※写真はイメージです

見逃しても現在ではサイトで観たり、Youtubeで観たりできるので、活用してみたらいいと思います。

「手で書くこと」と「なぜ、これなのか」の重要性

前述したストックたち。これらが癖づいても例えば数年前に見たサイト。覚えていますか?
よっぽどの思い入れがないと難しいでしょう。昨今ではPC上でまとめたりする事は可能ですが、文字を自ら書いて「何がよくて、これをストックしたか」という事を説明書きするのも重要です。文字に起こす事でただ収集するより断然、記憶に残っていく事でしょう。言い換えれば「なぜ、よいか?」を説明できなければ、その刹那だけのものになってしまう恐れがあります。また見たものを頭の中で言語化する行為は、デザインを考えるチカラにもなります。

世の中には無限のヒントがたくさんあります。ただそのままアイデアをいただく(著作権の範疇外で)のもありですが、観たものをどう自分なりにアレンジを加えるか、どう料理をするかというスキルが必要になったりするので、そうした勉強も癖づけるといいでしょう。

まとめ

今回はデザインストックの習慣性についてお話しましたが、これはパーツに限った話だけではありません。表紙デザイン・サイトデザイン・ポスターデザイン…また媒体に限らずコンテンツ制作や企画意図の参考にもなります。

「悲しいかな、これ仕事なのよね」

と思わず楽しめる方向へ、そして集めたものを整理しましょう。いつでも「あれ、いける!」といった参考が身近にあればデザインもマンネリ化せずに、そして「トレンドをとらえたデザイン」を目指しましょう。

次回はフォントマニアについて話せたら、これ幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社トラムが運営するGarageのアカウントです。
デジタルマーケティング担当者、Webサイトの運用担当者、中小企業経営者にとって役立つWebサイトの構築・運用情報を提供してまいります。

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