発想力を鍛えるアイデア出しのヒント

某企画会議

司会進行役「あ〜なにか…皆さんアイデアあります…?」

「「「 ………..」」」

まー皆さんもね上のような状況一度や二度はあったかなーと思います。

さて、この中でアイディアを出すのが苦手と言う方はいらっしゃいますか〜?
はい、ありがとうございます。ちらほら…そうですね、全体の8割弱くらいの方がね手を挙げてくださいましたね。

まーあのー日本人ってアイディアを出すのがですね、苦手と感じている方が結構いらっしゃるんですけれども。
大体の人は「やり方を知らない」っていうのが多いのかなという印象でございます。

で。今回はですね、そんな発想力を強化するための手法を紹介していけたらなと思っております。ので〜、短い時間ではありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
願わくばですね、何か一つでも身につけていってもらえたらなと思っております。

目次

発想力とは

でですね。発想力ってなんですかー?というお話でございます。
発想力とはですね、様々な手法を用いてアイデアを思いつき、新しいものを生み出す力のことを指しますよーと。
平たく言うと、「課題を解決するための方法論を見つける」という感じですかね。はい。

働き方改革をきっかけにですね、「長く働く」ということよりもですね「限られた時間の中で成果を上げる」ことを重要視される世の中になって参りました。

そんな中で発想力…ま課題を解決するための手法を手早く見つけるということが「成果を上げる」ということにですね貢献する一つの方法かなと思っております。

ただですね、まず発想力を強化する前に「問題を発見する力」というものにも触れさせてください。

解決するその課題が

  • 本当に問題なんですかー?
  • 他に考慮すべきものはありませんかー?

などですね。

ビジネスのシーンにおいてですね問題(課題)が発生したときにすぐにアイディア出しにかかってしまう、そんな現場はいくつもあったのではないでしょうか。
はいー、まぁネ、アイディアを出すことはですね、必ずしも悪いことではありません。
でもでもすね、「なぜその問題が発生したのか?」「その問題以外には他にどんなことが考えられるか」を考えないとただの閃きになってしまう可能性が高くなるんです。

ということでですね、問題がどこにあるかを特定しましょう!

ということですね。問題が発生したときにはまず「問題の全体を正しく捉える」ことが必要になります。
そのための手法として「MECE」を紹介したいと思います。

MECEとは「モレなく、ダブりなく」

“Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive” の頭文字で、意味としては「お互いに重複せずに、全体的に網羅的である」ということですねー。

ちょっと何言ってるかわかんないですよね笑
細かい議論を避けてざっくりというと「社内」「社外」や「固定費」「変動費」などや「過去」「現在」「未来」とかですね「春」「夏」「秋」「冬」もMECEになります。

そして「MECE」を有効に扱うためにロジックツリーと合わせて使っていきましょう。
この図を見てください。

これは一番上に課題「顧客の減少」があり、その下に排他的であり網羅的な項目がぶら下がっていっています。
2階層目に「性別」、そして3階層目に「年齢層」といった感じですね。

このような形で「どこに問題があるか」を特定していきましょう。

水平思考で様々な視点でアイデアを出そう!

さて、問題の箇所を特定できたらいよいよアイデアを出していきましょう!

と、ここで例題をだしてみましょう。

とても混雑するエレベーターがあり、一度乗り込むとボタンを押すこともできないくらいの混雑さです。
多くの人は不平不満を漏らしているエレベーター、乗り込んだ人が確実に希望する階にいくための解決アイデア

時間もそこまでございませんのでー、皆さまそれぞれの胸の内で考えていただくとして、わたくしはこんな感じのアイデアがでました。

  1. そもそも狭いのが問題なのでエレベーターの広さを100倍くらいにする
  2. でっかいオフィスビルだと低階層行き、高階層行きで、行き先ごとの昇降機がございますけれでも、それを発展させて、1階行、2階行、3階行、4階行、、、、、30階行まで作る
  3. 思い切って建物自体を2フロアにする

いかがでしたでしょうか。
前提を疑い・見方や視点を変えたりすることでいくつでもアイデアがでてきますよね。
発想力を強化するための手法として有名なところでは以下のようなものがあります。

  • ブレインストーミング
  • マインドマップ
  • NM法
  • オズボーンのチェックリスト
  • マンダラート法

会場の皆さまの中には「知ってる知ってるw」という方もいらっしゃると思います。
今回はそれぞれについて詳しく解説はしないのですが、ブレインストーミングについて少し解説してみましょう。

ブレインストーミング

ブレインストーミング…実際やったことがあるよという方どれくらいいらっしゃいますか?(司会役は手を挙げながら参加者に聴く)

ありがとうございます。ちらほらいらっしゃいますね。
ブレインストーミングとは複数人で行うことが多く、自由に意見を出し合うことでアイデアが豊富になることを期待する手法でございます。

流派によって様々な細かなルールがあると思いますが下記のルールが最低限かなと思っています。

  • 1つの発言 = 1つのアイデア
  • 質よりも量を重視しましょう
  • 他の人のアイデアには積極的にライド
  • 批判(判断)しない

あといくら自由に…とは言っても司会進行役を定めておかないといけません。ということですねー。

ブレインストーミングで何も出てこないよ><

とは言ってもですね、実際にブレインストーミングで無言を貫いてしまう方もね、いらっしゃると思います。

「なぁんであの人はポンポン、ポンポンアイディアが出るんだろう〜?なぁぜなぁぜ?」

というね、気持ちを抱えたことは一度や二度ではないはずです。

ただですねアイディアがポンポン出てくる人の特徴というものがありまして。
こういう人って色んな情報…えー、テレビや雑誌、まぁ街中でもいいんですけれども、ジャンル問わず様々な情報を記憶や記録に留めてたりしているんですね。

で、アイディアというのはですね結局「既存と既存」の掛け合わせでしかないので、いかにインプットした情報と情報を紐づけるかというところに掛かってるんですね。
「紐づける」っていうのもインプットした情報がすでにやってることもあるので、それのね、派生を考えたりじゃあこっちはどうなんだろうとかを普段から考えているんですね。

一見、目新しいアイディアを出しているように映るのですが、突飛なことって実は何もなかったりするんですよね。

なので普段から様々な情報を記憶あるいは記録していくことが発想力を鍛える源泉となるということをね皆さま覚えていただければなーと思います。

さて、マインドマップやオズボーンのチェックリストにも触れておきましょう。

マインドマップ

マインドマップとは?

マインドマップとはですね、トニー・ブザンさんが1970年代に広めましたと言われています。情報やアイデアを視覚的に整理するための手法です。これ大事ですからね。し か く て き に せ い り 。そう視覚的というのがミソです。まず中心にテーマを一つ決めて放射状に枝を伸ばして、関連するトピックとかキーワードを繋げていきます。

ブレインストーミングにも活用できますし、個人でのアイデア出しや自分自身の棚卸しなど多様な場面で活用できます。

マインドマップの作り方

マインドマップの作成はですね、いたってシンプルなんですが、効果的に行うためにはいくつか注意時点がございます。

中心となるテーマを決める|中心にメインのテーマやアイデアを配置します。

主な枝を描く|メインテーマから関連する主要なアイデアやサブトピックに向かって枝を描きます。

さらに枝を展開|主要な枝からさらに細かいアイデアや具体例を追加します。

色とイメージを使う: 色や画像を追加して視覚的に情報を区別し、記憶に残りやすくします。

以下の画像が「トラム」をテーマにしてマインドマップを作成してみました。(まぁ間に合ってないですけどね)
マインドマップを作成するツールとして有名どころだとmiro、XMind、MindMeisterなどがありますね。
もちろん手書きでも大丈夫です!経験上むしろ手書きのほうが沢山アイデアが出ていました。

オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストとは、1つのアイデアを以下のような項目にそって拡張していく発想法になります。

  • 転用
  • 応用
  • 変更
  • 拡大
  • 縮小
  • 代用
  • 置換
  • 逆転
  • 結合

それでは先程の「混雑するエレベーター」の改善アイデアをオズボーンのチェックリストにそってだしてみましょうか

転用できないか?エレベーターの呼び出しボタンを、タッチスクリーンやスマホアプリに置き換えることで、利用者が事前に自分の階を選択し、最適なエレベーターが自動で割り当てられる仕組みを導入する。
組み合わせられないか?エレベーターに階段との組み合わせを導入し、「健康促進のために3階までなら階段使用を推奨」などとエレベーター内で案内を表示し、短距離利用者を階段に誘導。
変化させられないか?オフィスビルなどで、利用者の多い時間帯(朝や夕方など)にエレベーターがAIを使って予測し、事前に最適なルートや台数を準備する。
拡大できないか?高層ビルなど、大型のエレベーターを導入することで、混雑する時間帯の輸送効率を大幅に向上させる。
縮小できないか?「2〜5階専用」「6〜10階専用」のエレベーターを設けることで、各フロアの利用者が分散し、待ち時間が短縮される。
代用できないか?エスカレーターを導入して低階層(3階まで?)のエレベーター利用を低減する
逆にできないか?エレベーターを通常の上下移動ではなく、横方向にも移動可能にすることで、複数のエレベーターの接続を最適化。
再利用できないか?「奇数階用」「偶数階用」など、エレベーターをフロアごとに振り分けることで、効率的に輸送ができるようにする。

ま、先ほどねアイデアを出すのが苦手だよ〜><という人はぜひね、オズボーンのチェックリストを使ってみてください。「自由に発想してください!」と言われてもすぎには発想出来ない場合もあるので、ある程度方向性を持って考えることができるオズボーンのチェックリストはとても有用な手法となりますね。

まとめ

少し足早でしたが、皆さんどうでしたしょうか?

文中ではですねずっと「アイデア」と言ってますが、我々が普段行っていることを鑑みると「顧客の課題解決」に伴うアイデアとなります。
顧客が抱えている課題を知り、どこにどのような問題があるかを特定し、解決するための手法を考え、実践していく。
シンプルに言えばこれだけです。んで、今回はそのうちの若干ではありますが「どこにどのような問題があるかを特定」と「解決するための手法」についてまとめてみました。

ま、そもそも「顧客が抱えている課題」を適切に受け止めることが大事ですので、これからも顧客に寄り添って伴走しながら課題解決をしていく姿勢を維持していきたいと思っております。

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この記事を書いた人

株式会社トラムが運営するGarageのアカウントです。
デジタルマーケティング担当者、Webサイトの運用担当者、中小企業経営者にとって役立つWebサイトの構築・運用情報を提供してまいります。

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